こんにちは。元占い師のかなです。
私は占い館の占い師から、大手電話占いサイトの占い師として一時期活躍しましたが、占い業界の理不尽に耐えられなくなり、引退。
現在は結婚し主婦としての生活を平和に過ごしています。
そんな中今回のお話を頂き、相談者が知らない占い業界の事を私なら伝えることが出来る。
占い業界の裏話を暴露し本当に当たるところ、相談者が一番納得して占いをする手助けが出来れば良いと思い筆を執りました。
拙いと思いますが、精いっぱいお伝えしたいと思います。
目次
不思議な現象
皆さんは、当たる占い師に出会った・・・!
と思ったら、数年後人気になり再び占って貰ったら全然当たらなくなっていた・・・なんてことはありませんか?
実は、そう感じているのは間違いではないんです。
私の知り合いの占い師でおっとりして人の良い方がいらっしゃいました。
彼女の占いを私は実際に受けたことはありませんでしたが、彼女はデビューしたと同時に当たる!とネットで人気が出ました。
その人気は衰えることはありませんでしたが、ある時期から『前ほど当たらなくなった』と言われ出したのです。
そんな事を気にするような人では無かったんですが、久しく会っていなかったこともあり、仕事を休み彼女と会う事になりました。
会って・・・驚きました。
見た目から昔の姿とは別人のような彼女がそこにはいたのです。
おっとりし、話すだけでも癒されている事が分かるような彼女ではなく、頬がコケ生気のない笑顔の彼女。
何があったのか詳しく聞くと、どうも連日連夜の鑑定にてそうなってしまったとのこと。
本当は待機をしたくなくても、お客さんにいつ飽きられるか分からない不安、アフターメールの催促、事務所からのプレッシャーによりほとんど睡眠をとらずに働いていたようなのです。
人間睡眠をとらなければ正常な判断を下せませんし、占いは集中力を要します。霊感占いをする占い師であれば人の倍休みを取らなければいけなかったりもするのです。
勿論彼女には辞めさせ、現在は昔の彼女に戻っています。
当たる占い師が当たらなくなった原因の一つとしては、占いに集中できない環境下にあると言う事だと思います。
売れてる占い師=当たる占い師ではない
また、売れている占い師=当たる占い師でもありません。
きっちり睡眠をとり問題なく売れている占い師は占いをしているように見えますが、実は売れている占い師の占いが凄いのではなく、売れている占い師にはビジネスセンスがあり、売れているのです。
要はタレント気質で、自分の売り方を分かっているのです。
そして、売れるために必要なビジネスセンス、現実的な金銭感覚、常識力、経営、管理能力、それらの能力と占いに必要な非社会的な力は互いに打ち消し合います。
なので、ビジネス的な能力が高まると占いを当てる力は低下してしまいます。
ですが占いに関する知識やお客様を満足させる力はあるので、そこそこ当たる占い師であるのは間違いないでしょう。
また、例外としてはまったくビジネスに無頓着なのに奇跡的に利益を出し続けている占い師や、本人は非常識な人物でも、ビジネスセンスのある有能なマネジャーがいるという場合もあります。
中には妙なものを憑けてしまう占い師も
これは私の知り合いの占い師に聞いた話ですが、金儲けの事を考えている占い師程変なものを憑けているそう。
変なものとは所謂霊的なもので、初めは眷属として憑けていたものの、後々乗っ取られて金儲けに走ってしまう事が多いのだとか。
またそのような変なものを憑けた占い師に縁結びをお願いすると逆に呪われる・・・と言ったこともあるそうです。
そうなるともう他の占い師や能力者に祓ってもらうほかないそう。
欲をかいてしまう占い師程ろくなのがいないですね。
ですが、売れない占い師=当たる占い師かといえば、これまたそうとは限りません。
当たれば口コミも広がり人気も出てくる。
売れない占い師の多くは、単に占い能力が未熟で、人気を得るに至らない占い師ということです。
そういう意味では占いだけではなく、どんな商売にも共通する、売れてない=レベルが低いという部分もあります。
売れすぎた占い師は占いを辞める!?
TVに出て有名になった占い師さんは数多くいらっしゃいます。
占いブームを作り出し、「ズバリ言うわよ」でお馴染みの細木数子さんをはじめ、最近ではゲッターズ飯田さんや水晶玉子さんが有名でしょうか。
このように売れ過ぎた占い師さんの共通するところは、一般の人が気軽に占う事が出来ないと言う事です。
勿論鑑定料金が高いという理由もありますが、それ以前にいくら出しても占ってもらいたい!という人でさえも占ってもらう事が出来ません。占いにたどり着く事さえできないのです。
なぜなら、売れている有名な占い師さんは予約が殺到してしまうので、スマホアプリに登録後毎月抽選で選ばれた人しか占ってもらえなかったり、そもそも対面での鑑定を辞める占い師さんが多いです。
なので、売れすぎてしまった占い師さんは、本を書いて独自の占術スタイルを世に広めたり、アプリや公式サイトを使って自分の占いを体験してもらうのです。
売れすぎてしまった占い師さんに多いのが、鑑定をしても鑑定料金を受け取らない・信仰心が高いと言う事。
様々な理由はありますが、鑑定料金を受け取らない事で、自分の能力を守り、また先祖を供養する事でご先祖様の力を借り、悪い力から自身を守っているのです。(単純に使命・宿命であるという占い師さんもいます)
結局当たる占い師とは?
では結局当たる占い師とはどのようなものをいうのでしょうか?
私が思う本当の占い師は、どうしても占って欲しい人がいるから占っていると考えている人で、お金を増やしたいという気があまりない人です。
売れている・売れていないは単なる結果にすぎず、占いに取り組む姿勢を見れば、本当に当たる占い師を見分けることが出来ます。
鑑定終了後、もう一度鑑定にくるように仕向ける占い師や、悩みに対して小出しにしか回答を出さない占い師は、たとえ売れていると言われていても当たる占い師とはいえません。
今では多くの占い師達がいますが、その中に本当に当たる占い師はわずかしかいません。
そのわずかな当たる占い師を探し当て、納得の行く占いを楽しんで下さい。